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マイクロフォーサーズの将来性は? 2024年2月「OM-1 Ⅱ」発売、パナソニックはミラーレス一眼カメラ規格「マイクロフォーサーズ」から撤退しない?

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マイクロフォーサーズの将来性は?

2022年頃までは、小型軽量のミラーレスカメラはマイクロフォーサーズ規格が多かった。

しかし、キヤノンがAPS-Cミラーレスカメラ「RF-S規格」に本格参入してきた。

2023年12月には、キヤノンがAPS-Cレンズ「RF-S10-18」を発売したので、超広角撮影についても、マイクロフォーサーズの小型というメリットは少なくなってきた。

今後、キヤノンがAPS-Cレンズのラインナップを充実させると、マイクロフォーサーズカメラは10万円以下の写真機としては今後5年でなくなるかもしれない。

では、マイクロフォーサーズはどう生き残るのか?

 

「OM-1 Ⅱ」2024年2月発売

マイクロフォーサーズの「OM-1 Ⅱ」が2024年2月に発売された。

積層型センサーを搭載しており、フルサイズに迫る画質とマイクロフォーサーズの長所を生かした軽量の超望遠レンズも発売した。

マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいことからフルサイズと比較して画質が悪いという印象がある。

しかし、積層型センサーを搭載することにより解決できると予想される。

逆にセンサーサイズが小さいことにより、発熱が少なく、電力消費量も少ないことから長時間の動画撮影に向いている。

今後、マイクロフォーサーズは「超望遠撮影」「長時間動画撮影」などで生き残ると思う。

しかし、10万円以下のエントリーモデルについては、APS-Cカメラと差別化が難しい。

大手メーカーが開発力を最大限に使って大量にAPS-Cカメラやレンズを発売すると、人材や資金力が小さいマイクロフォーサーズメーカー「OMDS」「パナソニック(カメラ部門)」は対抗できない。

そうなると、10万円以下のエントリーモデルについては、マイクロフォーサーズ規格カメラは縮小していく可能性がある。

ただ、ソニー・キヤノン・ニコンはフルサイズ機を中心に開発しており、APS-Cカメラには裏面照射型センサーをあまり搭載していない。

その点をついて、マイクロフォーサーズ陣営が積層型を含む「裏面照射型センサー」を積極的に搭載すれば、逆転の可能性もあると思う。

当然、センサーの価格が高く、15万円~30万円の高価格帯になると思うので、マイクロフォーサーズ規格カメラは高級感を出すことが重要になってくる。

そのためにも、マイクロフォーサーズ規格は10万円以下のエントリーモデルから撤退する方がいいと思う。

10年くらいのスパンでみれば、フルサイズカメラは時代遅れになってくると思う。

そうなると、「裏面照射型APS-Cカメラ」と「裏面照射型マイクロフォーサーズ」の競争になると思う。

さらに、技術が進めば、センサーサイズの小さい「マイクロフォーサーズ」に高性能センサーを搭載でき、逆にセンサーサイズの大きいAPS-Cカメラは不利になる可能性もある。

 

コメント

某カメラ系ユーチューバーさんの作例は、素人が撮影したような写真ばかりだった。

ところが、OM-1 markⅡの作例は、今までとは違って「解像度の高い」写真になっている。

もしかして、OM-1 markⅡは、誰でも解像度の高い写真を撮影できるのかもしれない。

 

 

 

 

以下は過去記事です

個人的には、フルサイズよりもマイクロフォーサーズ(APS-C)の方が将来性があると思う。

というのは、iPhoneのカメラ性能が素晴らしいからだ。

iPhoneの高性能モデルの価格は20万円と高額だが、マイクロフォーサーズやAPS-Cのエントリーモデルと同等以上の高画質で撮影できる。

将来、マイクロフォーサーズカメラにiPhoneのようなAI映像エンジンが搭載されれば、現在のフルサイズに匹敵する高画質で撮影できる可能性もあると思う。

すでに、AI画像編集ソフトを使えば「ノイズ除去」「手振れ補正」なども行えるようになっているので、ますます、マイクロフォーサーズの画質はフルサイズに近づくと思う。

AI画像編集の場合、フルサイズの「ボケ」は画像データとしては正確ではなく情報量が少ない。したがって、AI画像編集する場合フルサイズは不利になる可能性がある。

一方、マイクロフォーサーズ(APS-C)は、被写体深度が深い「パンフォーカス」で画像データが正確で情報量も多くAI画像編集には有利になると思う。

もしかしたら、マイクロフォーサーズ(APS-C)が主流になる時代が来るかもしれない。

 

パナソニックについて

2021年1月、オリンパスは映像部門を子会社化し売却し、オリンパスはデジカメ市場から完全撤退した。

オリンパスと共同でミラーレス一眼カメラ規格「マイクロフォーサーズ」を立ち上げたパナソニックは、フルサイズ・カメラに注力しておりマイクロフォーサーズカメラの新製品をほとんど発売していない。

これらのことから、パナソニックもマイクロフォーサーズ規格から撤退するのではないかという憶測を呼んでいる。

 

コメント

結論から言うとパナソニックは「マイクロフォーサーズ」から撤退しないと思う。

もし、撤退するなら「フルサイズ」を含めてデジカメ市場から完全撤退(カメラ部門を売却)するのではないか?

 

マイクロフォーサーズのメリット

軽量なフルサイズカメラのボディの重さ約500g以下となっている。

しかし、一般的なフルサイズカメラは約700g以上で、これに重さ約600gのレンズを加えれば合計で約1.3kgとなる。

一方、マイクロフォーサーズカメラならばボディの重さ400g、レンズも300g程度なので、カメラボディとレンズの合計で700g程度となる。

やはり、マイクロフォーサーズの方が圧倒的に小型軽量で、レンズの種類も多いので、今後も一定数の需要が見込まれる。

当ブログの予想では、パナソニックは今後もマイクロフォーサーズとフルサイズの2本立てデジカメ部門を展開すると思う。

また、パナソニックが、センサーサイズの少し大きいAPS-C規格に移行するとの噂もあるが、新たにAPS-C用のレンズも開発する必要があるので、あえてAPS-Cに移行することはないと思う。