パナソニック(LUMIX)は、フルサイズ(レンズ交換式)カメラ「LUMIX S9」を2024年5月22日に発表した。
- 2024年5月29日午前10時予約開始
- 2024年6月中旬発売
LUMIX S5IIと同等の約2420万画素フルサイズCMOSセンサーを搭載し、手振れ補正も搭載するがEVFは搭載しない。
重さは486g(バッテリーとSDカード込み)で、LUMIX S5Ⅱの740gから244g軽量化されている。
LUTボタンを搭載し富士フィルムのフィルムシミュレーションのような使い方ができ、オリジナルLUTを作成しインストールできる。
実売価格は、ボディのみで208,000円の予想。
2024年6月20日~2024年9月1日まで購入すると「単焦点26mmパンケーキレンズ」がプレゼントされる。
ボディのみ | (DC-S9)
208,000円 |
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標準レンズキット | (DC-S9K)20mm-60mmか?
241,600円
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高倍率レンズキット | (DC-S9H)28mm-200mmか?
287,000円
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LUMIX S9(主な仕様)
機種名 | LUMIX S9(DC-S9) |
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センサー | 2420万画素フルサイズCMOSセンサー |
シャッター | 電子シャッターのみ
1/8000秒 (メカシャッターは非搭載) |
連写 | 30コマ/秒 |
手ブレ補正 | ボディのみ5段分
デュアルIS2で6.5段分 |
AF | 像面位相差AF(779点)
コントラストAF |
動画 | 6K30P(フルセンサー時)
C4K60P(APS-C時) |
背面液晶 | 3インチ184万ドット |
メモリカード | SDカード1枚 |
ハイブリッドズーム | 画像をあまり劣化させず、焦点距離の3倍まで光学とデジタルの組み合わせでズームできる |
重さ | 486g(バッテリーとSDカード込み) |
発表日 | 2024年5月22日 |
「単焦点レンズ・マニュアルフォーカス(28mm)」も同時発売される。
2024年年内に「18mm~40mmの新型ズームレンズ」も発売される。
社外品であるが、外付けグリップ(約50g~約100g)も発売される。
コメント
LUMIX S5IIと基本性能が同じで、486gまで軽量化したのは凄いと思う。
グリップもEVFもないが、強力な手振れ補正が搭載されている。
動画録画時間15分(4K)
インスタのリール動画は1秒~2秒でカット割りしているので、動画録画時間が4Kで15分間でも問題はない。
長回しするユーチューバーには不評だが、そもそもユーチューバー向けに作られたカメラではなく一般人が普通に撮影するカメラだと思う。
メカシャッターレス
メカシャッターがなく、電子シャッターのみとなる。
実際、EOS R10やX-S20で電子シャッターのみで撮影しているがスナップ撮影なら問題はない。
もちろん、時速300kmの新幹線を撮影する場合、電子シャッターではローリングシャッター歪みが発生する。例えば、長方形の窓が平行四辺形になったりする。
しかし、LUMIX S9はそういうカメラでなく、手軽に日常や旅行シーンをスナップするカメラだと思う。逆にローリングシャッター歪みも「味」として楽しめるカメラだと思う。
フリッカー現象
メカシャッターがなく、電子シャッターのみなので、フリッカー現象(蛍光灯のチラつき)が発生する可能性がある。
しかし、スマホにもメカシャッターはなく、フリッカー現象(蛍光灯のチラつき)が今まで問題になったことはない。
古参のカメラマンが、新しいカメラを従来の古い基準で評価することが間違っている。
ストロボがつかない
カメラの天板には「コールドシュー」が搭載されている。ホットシューではないので「ストロボ」は装着できない。
10年以上、一眼レフやスマホで撮影しているが、ストロボなんて試し撮り以外では使ったことがない。今のカメラは高感度なので人間の目よりも感度が高く、ストロボを使用する必要はない。
個人的な感想
自分の使用目的では軍艦型EVFとグリップは必要だが、それらがなくてもガジェットとして欲しくなるカメラだ。
できれば、軍艦型EVFと深いグリップを搭載して、重さ500g以下で発売して欲しい。
そうすれば、X-S20の後継機種は25万円~30万円だろうから、LUMIXに乗り換えるかもしれない。
X-S20はいいカメラだが手振れ補正が弱い。その点LUMIXの手振れ補正は強力で動画を撮影しても手振れが少ない。
LUMIX S5Ⅱ
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