「OM-D E-M10 markⅢ」で撮影
旅行用カメラには、軽量・コンパクトなミラーレス一眼カメラがお勧めで、その中でも下記の3機種の性能が高い。
- 富士フイルムX-S10
- ニコンZ50
- ソニーα6400
「旅カメラ」ならば「OM-D E-M10 markⅢ」でいいと思う
- 性能的には「富士フイルムX-S10」「ニコンZ50」「ソニーα6400」が画質も綺麗で、オートフォーカスも速い。
- しかし、SNS用に「1,000×750ピクセル」までリサイズするなら、オリンパスの「OM-D E-M10 markⅢ」でも画質の差はあまり感じられない。
- また、オリンパス・カメラは晴天ならビビットな色が出るので「旅カメラ」としていい。
「OM-D E-M10 markⅢ」で撮影
OM-D E-M10 markⅢのオートフォーカスはコントラストAFのみであまり速くないが、上記の飛行機の写真くらいには撮影できるのでSNSに掲載するのあれば「動き物」も十分綺麗に撮れる。
ダブルレンズキットの望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」は、見た目はプラスチック感が強いが、かなりの高性能レンズだ。
もちろん、もっと本格的に飛行機を撮影するなら、AFの一番速いソニーα6400がお勧めだが、値段がダブルキットレンズで12万円くらいになる。
値段と性能比較
- 「富士フィルムX-S10」「ニコンZ50」「ソニーα6400」はダブルレンズキットで12万円~15万円くらい。
- 「OM-D E-M10 markⅢ」のダブルレンズキットは標準と望遠のレンズ2本付いて約5万円。
- 「ニコンZ50」と「ソニーα6400」はボディ内手ぶれ補正がない。OM-D E-M10 markⅢは強力なボディ内手ぶれ補正(4.0段)がついている。
- 「富士フィルムX-S10」はボディ内手ぶれ補正がついておりカメラボディの性能も高い。しかし、キットの望遠レンズは高性能とは言いがたい。実際に両機種を撮り比べたが「OM-D E-M10 markⅢ」のキットの望遠レンズと富士フィルムX-S10の望遠レンズの画質はほぼ同じ。
最新モデル「OM-D E-M10 markⅣ」と比較
最新モデル OM-D E-M10 markⅣが2020年9月18日に販売された。画素数が1,605万画素から2,030万画素に向上したが、SNS用に「1,000×750ピクセル」までリサイズするなら画質の差はあまり感じられない。
OM-D E-M10 MarkⅣ | OM-D E-M10 MarkⅢ | OM-D E-M5 MarkⅢ | |
ボディ単体価格 | 約8万5000円 | 約5万円 | 約10万円 |
有効画素数 | 2,030万画素 | 1,605万画素 | 2,037万画素 |
手ぶれ補正 | 4.5段 | 4.0段 | 5.5段 |
EVF | 236万画素(OLED) | 236万画素(OLED) | 236万画素(OLED) |
AF測距点 | 121点(コントラストAF) | 121点(コントラストAF) | 121点(位相差AF・コントラストAF) |
動画 | 4K30P | 4K30P | 4K30P/C4K24P |
重量 | 335g(ボディのみ)/383g(バッテリー・SDカード含む) | 362g(ボディのみ)/410g(バッテリー・SDカード含む) | 366g(ボディのみ)/414g(バッテリー・SDカード含む) |
- MarkⅣは手ぶれ補正が従来機MarkⅢの4.0段から4.5段に進化
- コントラストAFの動体追従性の向上
- TruPic Ⅷプロセッサーは同じだが、顔・瞳検出にも対応
- ボディ単体の重量が従来機MarkⅢから約27g軽量化
- USB充電に対応(給電しながらの撮影はできない)
- 1秒に15コマの連射撮影
- 背面チルト液晶は180°回転するので、自撮りに便利
- ボディ内でパノラマ写真を合成(従来機MarkⅢはPC上で合成)
最新モデル「OM-D E-M10 markⅣ」は画素数やオートフォーカス性能が向上している。しかし、SNSに掲載するのであれば、それほど性能の差は気にならないと思う。OM-D E-M10 MarkⅣのダブルレンズキットは約11万円で、OM-D E-M10 MarkⅢのダブルレンズキットは5万円で2倍の価格差がある。
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