パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「LUMIX GH6」を2022年3月25日に発売開始した。
- 新開発の25.2M Live MOSセンサーを搭載し、有効画素数2521万画素で「5.7K動画」「約1億画素ハイレゾ写真」「4K 120fps/FHD」 を撮影できる。
- 新型映像ヴィーナスエンジンを採用し、処理速度が「DC-SH1」比2倍に高速化。
- AFはコントラストAFのみで、位相差AFは非搭載。
- 重さは、823g(バッテリーとSDカード1枚込)/739g(ボディのみ)
- 一般ユーザー向きとは言い難く、映像作品のプロ向けと思われる。
- 価格はボディのみ26万3000円、12-60mm F2.8-4.0のレンズキットは33万7000円。
- 有効画素数2521万画素
- 368万ドット有機ELEVF
- 184万ドット3型チルト+バリアングル液晶
- 重さ:823g(バッテリーとSDカード1枚込)/739g(ボディのみ)
- コントラストAFのみ(位相差AFは非搭載)
- センサーシフト・ダスト・リダクション
- 手振れ補正7.5段
- 新開発のイメージセンサーおよび画像処理プロセッサーを搭載(動画を強化)
- Cinema4K解像度(4,096×2,160)60p(4:2:2 10 bit)時間内無制限記録
- 10 bitの4K/120pハイフレームレート記録
- 10 bitの5.7K/60p(8K動画には対応しない)
- 4K/260P 動画の記録時間は無制限
コメント
LUMIX GH6は、8K動画には対応していないが、5.7K動画まで撮影でき、編集しても4K画質を十分に確保でき、映像制作のプロ向けフラッグシップカメラという位置付けと思われる。
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一方、LUMIX GH5m2は2021年6月25日に発売され、映像制作のプロ向け、ハイエンドアマチュア向けカメラと思われる。
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過去情報
AFについて
オートフォーカス(AF)には「位相差AF」と「コントラストAF」の2方式があるが、パナソニックは「コントラストAF」のみ搭載しており、AF速度が遅かった。
そこで、LUMIX GH6には「位相差AF」と「コントラストAF」の2方式が搭載されるという「噂」があったが、結局「位相差AF」は搭載されなかった。
もし「位相差AF」が搭載されれば、ソニー、キャノン、ニコン、フジなどの他社メーカーのライバル機になるかもしれない。
「LUMIX GH5m2」のAFは大幅に改善されており、用途によってはAF性能については許容範囲と思うユーザーもいる。
そういうコアなLUMIX ユーザーのためにも「LUMIX GH5m2」とテイストを変更しないために、敢えて「位相差AF」は搭載しなかったのだと思う。
内蔵NDフィルター搭載は非搭載か?
動画を撮影するには、NDフィルターを外付することが多いが、2021年12月に発売された「ソニーα7Ⅳ」には、内蔵NDフィルター搭載されていない。
パナソニックとしては、AF速度ではソニーには全く敵わないので、一つでもソニー機よりも有利な機能を盛り込みたいのではないか?
そのため、「内蔵NDフィルター」が搭載されると予想していたが、非搭載のようだ。