富士フイルムは、新製品APS-Cカメラ「FUJIFILM X-T30 II」を2021年11月25日に発売した。
- 「FUJIFILM X-T30 II」ボディ(シルバー)
- 「FUJIFILM X-T30 II」XC15-45mmレンズキット(シルバー)
「X-T30 II」は、2019年に発売された「X-T30」の改良版で、引続きセンサーに「X-Trans CMOS 4」、画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載しながら、ソフトウエアをアップデートしフラッグシップモデル「X-T4」や「X-S10」に匹敵する最短約0.02秒のAF速度を実現した。
さらにチルト式背面液晶は162万ドットで、前機種「X-T30」や「X-S10」の104万ドットから画質が向上している。
X-S10との差別化
「FUJIFILM X-T30 II」には「手振れ補正」が搭載されないが、手振れ補正があるレンズと組み合わせると、システムを軽量化できる。
実売価格
実売価格はボディ単体が約10万円(税込)、XC15-45mmレンズキットが約11万円(税込)で、従来モデル「X-T30」よりも2万円程度の値下げとなる。
コメント
「X-T30 II」の重さは378g(バッテリーとSDカード含む)で、X-S10の重さは465g(バッテリーとSDカード含む)より87g軽量化している。
ただ、キッドレンズのXC15-45mmは電動ズームなので、好き嫌いが分かれると思う。
X-T30 IIのボディは、X-S10から「手振れ補正」を省いたイメージでかなり高性能だが、キットレンズでは「ニコンZ50(16-55VRレンズキット)」よりも画質は落ちる。
したがって、高画質を求めるのであれば、キットレンズ以外のレンズを使用することになると思う。
例えば「XF18-55F 2.8-4 R LM OIS」ならレンズ内手振れ補正がついているし、新品で6万円、中古で3万円~4万円なので選択肢にしていいと思う。
ただし、広角端が18mm(35mm換算27mm)なので、キットレンズのXC15-45mmや「ニコンZ50(16-55VRレンズキット)」と比較すると広角端が弱い。
「FUJIFILM X-T30 II」仕様
商品名 | X-T30 II |
有効画素数 | 2,610万画素 |
レンズマウント規格 | Xマウント規格 |
センサー規格 | APS-Cサイズ X-Trans CMOS 4 |
画像処理エンジン | X-Processor 4 |
AF方式 | 裏面照射型+位相差(ハイブリッドAF) |
センサークリーニング | 圧電素子による超音波方式 |
手振れ補正 | なし(非搭載) |
EVF(電子ファインダー) | 0.39型有機EL(約236万ドット) |
背面ディプレイ | 3.0型(約162万ドット)TFT液晶 |
本体サイズ | W118.4 × H82.8 × D46.8mm |
重さ | 378g(バッテリーとSDカード含む) |
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