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富士フィルム「X-S20」ユーザーが「富士フィルムの高付加価値路線」に思うこと

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2024年5月、富士フィルムは高付加価値路線のシフトすると発表した。

実際、「X-T30 II」は2021年に約11万円で発売されたが、その後継モデル「X-T50」は2024年5月に24万円で、2倍以上の「高価格」になっている。

 

コメント
高性能なカメラを高く販売することには賛成だ。
しかし、性能の低いカメラを高く売るために、わざと在庫を少なくして高値で売る手法はおかしいと思う。
X-S20(2024年6月27日) ファームウエア「バージョン: 3.00」
富士フィルムは、2024年6月27日、X-S20のファームウエア「バージョン: 3.00」を公開した。
結果、AF-Cの動画撮影時、周期的AFが外れる減少が解消した。
おそらく、コントラストAF時にAFが外れやすかったが、位相差AFに切り替えるようになったのかもしれない。
2024年6月27日の(ファームウエア「バージョン: 3.00」)更新後のX-S20は1年前の購入時からかなりAF性能が上がっている。
ソニーやキヤノンの高速AFには速度では及ばないものの、風景やテーブルフォトを撮影する場合、問題なく使える。
そして、撮って出しの画像がソニーやキヤノンよりも綺麗なので、総合的に言って、22万円という価格は納得できる。
APS-Cカメラで20万円という価格はかなり高いと思うが、実際に使用してみればその価値はあると思う。
ただ、フルサイズカメラ「EOS R8」はキャッシュバック3万円なので実質21万円で購入できるし、フルサイズカメラ「LUMIX S9」も21万円で購入できる。
APS-CのX-T50やX-S20の方がフルサイズカメラよりも高い。
今後も、ファームウェアを更新して、性能を高めないと「富士フィルム」のブランドは維持できない。
個人的には、「富士フィルム」の炎上事件は、ファームウェアのアップデートでX-S20のAF性能があがったので、今後の購入候補のカメラから富士フィルムを外すことはない。
以下は過去記事

X-S20の購入時のレビュー(2023年7月)

超広角レンズでAFが合焦しない(ファームウェア1.13)

以前のファームウェアでは超広角ズームレンズ(XF10-24)を使用すると、コントラストが低い場合、ピンボケ写真が10枚中1枚くらいあった。

中央部を拡大(レンズXF10-24・ボディX-S20)

超広角レンズではX-S10よりもAF合焦精度が悪かった。

超広角レンズ(XF10-24mm)で「コンクリートのようなコントラストの低い構造物」を撮影すると、上のようなボケた写真が10枚中1枚くらいあった。

中央部を拡大(レンズXF10-24・ボディX-S20)

 

コメント

X-S20の実売価格は20万円を超えるが、2024年6月現在でも、実売11万円のキヤノンEOS R10よりもAF性能が劣る。

X-S20は動画をAF-Cで撮影すると周期的にAFを外すことが多い。

手振れ補正も実売価格10万円の旧モデル「オリンパスOMD-EM5 markⅢ」に遠く及ばない。

富士フィルムが高価格路線にシフトするのは自由だが、実際の富士フィルムのカメラの性能は実売11万円のキヤノンEOS R10よりもAF性能が劣るし、実売10万円のオリンパスOMD-EM5 markⅢよりも手振れ補正が弱い。

この状態で富士フィルムが高価格路線にシフトしても失敗すると思う。

富士フィルムが高級路線をとるというならその前に、X-S20の動画AF-Cのオートフォーカスを実売11万円のキヤノンEOS R10並みにしてください。

また、X-S20の動画の手振れ補正は弱く、歩き撮り動画は「手ぶれが酷くて」使えない。これも改善すべきだと思う。

 

X-S20の次に富士フィルム機は買わないかも
2023年7月にX-S20を購入したので、しばらくは使用すると思う。
しかし、最近では重さ500g以下のフルサイズ機も増えてきており、数年後には重さ500g以下のフルサイズ機の選択肢が多くなると思う。
現状のEOS R8はバッテリーが小さく手振れ補正が搭載されていない。ソニーα7CⅡには軍艦型EVFが搭載されていない。
このような理由で、フルサイズ機は購入していない。
また、超広角レンズもフジのXF10-24は12万円だが、フルサイズのキヤノンRF10-15は7万円、「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」も16万円(中古なら13万円)とレンズもフルサイズの方が安いこともある。
数年後にカメラを更新する際は、フジフィルムのAPS-Cカメラだけではなく、重さ500g以下のフルサイズ機も候補になると思う。