キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ「EOS R8」が2023年4月14日に発売された。
またフジのAPS-Cカメラ「X-S20」も2023年6月29日に発売される。
フルサイズとAPS-Cとセンサーサイズが違うが、重さは「EOS R8」が461g、「X-S20」は491gとフルサイズ「EOS R8」の方が軽い。
さらに、両機種とも超広角レンズ(重さ約390g)が発売されており、超広角レンズを装着した合計の重さは、「EOS R8」が851g、「X-S20」は876gとほぼ同じ。
値段は、EOS R8はボディ単体で24万円、X-S20は18万円~20万円と価格差があるが、軽量ボディで超広角撮影できるという点では、比較対象機種になると思う。
機種 | EOS R8 | X-S20 |
ボディ重さ | 461g(バッテリーとSDカード込み) | 491g(バッテリーとSDカード込み) |
ボディ内手振れ補正 | × | 〇 |
超広角レンズ | RF15-30mm(390g) | XF10-24mmF4 R OIS WR(385g) |
合計の重さ | 851g | 876g |
値段 | 33万円(ボディ24万円+レンズ9万円) | 30万円(ボディ18万円+レンズ12万円) |
X-S20は、非常にいいカメラだが、フジの軽量の標準レンズ「XF18-55」は18mmスタート(換算27mm)なので使い勝手が悪い。
EOS R8ならば、標準レンズも24mmスタートなので、超広角レンズと標準レンズとも使い勝手がいい。
ただ、EOS R8は、ボディ内手振れ補正が搭載されていないし、超広角レンズ「RF15-30mm」はF値が「F4.5-6.3」とちょっと暗い。
また、標準レンズ「RF24-50mm」も「F4.5-6.3」と暗い。
しかし、EOS R8は動体HDR撮影にも対応しており、F値が「F4.5-6.3」でも問題ないかもしれない。
さらに、EOS R8は、従来よりも画質の劣化が少ない「デジタルテレコン(2倍・4倍)」を搭載しており、超広角レンズ「RF15-30mm」を装着したままで、標準レンズ並みの焦点距離「30mm~60mm(2倍)」で撮影できる。
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