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キヤノンとニコンのAPS-Cカメラの「方向性・設計思想」の違い

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キヤノン「EOS R10」

2023年12月にキヤノンのAPS-C用超広角レンズ「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」が発売されたので、EOS R10と共に購入した。

以前から使用している「ニコン Z50」とは方向性が違うと思う。

ニコン「Z50」

キヤノンとニコンのAPS-Cカメラの違いは、キヤノンのレンズは直径が小さく、ニコンのレンズは直径が大きいことだ。

しかし、これだけレンズの直径が違うのに画質には大きな違いはない。

その理由は、キヤノンとニコンの「設計思想」が違うからだと思う。

 

 キヤノン EOS R10(RF-S10-18mm)

 

ニコン Z50(Z DX 12-18mm)

 

SNS用に縮小すると違いはない、

しかし、拡大すると、画質に違いが出てくる。

 

キヤノンの焦点距離は換算16mm、ニコンは換算18mmと少し違うが比較してみます

キヤノン EOS R10・RF-S10-18mm(換算16mm)

 

ニコン Z50・Z DX 12-18mm(換算18mm)

キヤノンEOS R10の画像(上)は、直線が「ギザギザ」になっている。

しかし、ニコンZ50の画像(下)は、直線が「ギザギザ」なっていない。

但し、一部分を拡大して分かる差であって、写真全体を見ればキヤノンEOS R10の画像も綺麗に見える。

 

キヤノンのAPS-Cレンズは、小口径レンズなので光学的には不利だが、デジタル補正により綺麗な画像を作り出している。

拡大して「ギザギザ」になるのは、i-phoneの画像とよく似ている。どちらもデジタル補正をしているからだと思う。

一方、ニコンのAPS-Cレンズはフルサイズ並みの大口径で光学的に有利なのでデジタル補正をあまりかけていないと思う。

 

今後の予想

キヤノンのAPS-Cは、今後もレンズを含めて小型化し、光学的な不利をデジタル補正で補うと思う。

その分、コスト的には値段を下げられるので、10万円以下のエントリーモデルの発売を続けると思う。

ニコンは、業界最大の大口径「Z マウント」を生かした光学設計にこだわったAPS-Cレンズを開発すると思う。

したがって、ニコンのAPS-Cは大幅な値下げはできないと思う。10万円以下のエントリーモデルは少なくなると思う。

 

フルサイズへの移行

キヤノンのAPS-Cレンズは光学的には不利なので、フルサイズレンズを使いたくなる。したがって、ボディもフルサイズに移行しやすい。

一方、ニコンのAPS-Cレンズは光学的に有利で、APS-Cのボディとレンズの完成度が高い。

そのため、フルサイズに移行するにはフルサイズレンズも購入する必要がある。

 

どちらがいいか?

左「EOS R10+RF24-105mm」/右「ニコンZ50+Z DX12-18mm」

キヤノン EOS R10にフルサイズレンズ「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」を装着して撮影しているが、撮影しやすいし、解像度も高いので気に入っている。

「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」は、マップカメラの美品で実質4万5000円で購入できた。

キヤノン EOS R10の方がAFが圧倒的に優秀なので、撮影して楽しい。

等倍に拡大した時に見える「キザギザ」も、SNS用にリサイズすると全く分からない。

2024年3月時点では、キヤノン「EOS R10」を使うことが多い。

 

「Z50 markⅡ」発売で状況が変化するかも?

ニコンのAPS-Cレンズ「Z DX 12-18mm」はパワーズームなのにタイムラグもなく、違和感なく使用できるので気に入っている。

また、外観も「Z50」+「Z DX 12-18mm」の方がいい。

ニコンが「Z50 markⅡ」に優秀なAFと「裏面照射型センサー」を搭載すると、ニコン「Z50 markⅡ」の方を使うようになるかもしれない。

「Z50 markⅡ」は20万円くらいでもいいと思う。

 

EOS R10(RF24-105mm)24mmで撮影

X-S20(XF10-24m)24mmで撮影

X-S20は裏面照射型センサーで、R10は表面照射型センサーだが、思ったよりも差がない。