シグマは、APS-C用レンズ「10-18mm F2.8 DC DN Contemporary」を2023年10月26日に発売した。
富士フイルムXマウント用を購入しました。カメラボディはX-S20。
シグマ「10-18mm」と「XF10-24mm」の比較
シグマ「10-18mm」F4・18mm(X-S20)
「XF10-24mm」F4・18mm(X-S20)
結論から言うと
- シグマ「10-18mm」の方がAFが速い。フジ純正XF10-24mmはAFがやや遅い。
- 日中に撮影した場合の解像度は互角。
- 暗所のノイズはシグマ「10-18mm」の方が少ない。
AF
シグマ「10-18mm」のAFはフジ純正レンズXF10-24mmよりも速くて、正確だと思う。
解像度
日中の屋外の解像度については、シグマ「10-18mm」と「XF10-24mm」はほぼ互角だと思う。
条件によっては、シグマ「10-18mm」がいいときもあるが、逆に「XF10-24mm」の方が解像度が高い場合もある。
しかし、室内で2機種ともF4.0で撮影したが、シグマ「10-18mm」の方がノイズが少なかった。
重さ
- シグマ「10-18mm」(フジ用)の重さは250g
- 「XF10-24mm」の重さは385g
- 圧倒的にシグマ「10-18mm」の方が軽い
手振れ補正
- シグマ「10-18mm」(フジ用)は手振れ補正非搭載
- 「XF10-24mm」は手振れ補正搭載
感想
「シグマ10-18(F2.8)」は、「XF10-24(F4.0)」と日中撮影時の解像度はほぼ同じで、大きな違いは「重さ」と、レンズ内手振れ補正の有無だけ。
具体的には「シグマ10-18mm」は(重さ250g・手振れ補正なし)、「XF10-24mm」は(重さ385g・手振れ補正あり)となる。
しかし、日陰や室内などやや暗い場所では、「シグマ10-18mm」の方がF2.8と明るいのでノイズが少ない。
また、「シグマ10-18mm(F2.8)」には絞りリングがないが、「XF10-24mm」には絞りリングがある。
コメント
超広角レンズの最初の1台ならば、「シグマ10-18mm」の方がいいと思う。
もちろん、「XF10-24mm」も解像度が素晴らしいレンズで、望遠端が24mm(換算36mm)と標準域までカバーするので、1本だけ持っていくなら「XF10-24mm」という選択肢もありえる。
しかし、レンズの重さが「シグマ10-18mm」は250g、「XF10-24mm」は385gなので、最初の1台ならば軽いレンズの方がいいと思う。
仕様
名称 | SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN |
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マウント | ソニーE
富士フイルムX Lマウント |
直販価格 | 約9万円~約10万円 |
焦点距離 | 10mm~18mm(換算15mm~27mm) |
F値 | F2.8 |
防塵防滴 | 簡易防塵防滴構造 |
フィルターサイズ | 67mm |
重さ | L マウント(260g) ソニー E マウント(255g) 富士フイルム X マウント(250g) |
発売日 | 2023年10月26日 |
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メーカー | SIGMA | FUJI | tamron |
型番 | 10-18mm F2.8 DC DN Contemporary | XF10-24mmF4 R OIS WR | 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD |
焦点距離 | 10-18mm | 10-24mm | 11-20mm |
(換算焦点距離) | (15-27mm) | (15-36mm) | (16.5-30mm) |
F値 | F2.8 | F4 | F2.8 |
重さ | 260g(フジ用は250g) | 385g | 335g |
手振れ補正 | × | 〇 | × |
価格 | 10万円 | 12万円 | 12万円 |