LUMIX G9Ⅱ
パナソニックは、マイクロフォーサーズ規格の「LUMIX G9(2018年1月25日発売)」の後継機「LUMIX G9Ⅱ」を2023年10月27日に発売開始した。
販売
- 販売開始:2023年10月27日
- 公式サイトの予約:2023年9月15日10時から(バッテリープレゼント10月26日まで)
価格
- ボディ単体:税込「230,670円」
- 標準ズームレンズキット(LEICA DG 12-60mm付き):「303,930円」
キャシュバック
- 期間:2023年10月27日~2024年1月28日
- キャシュバック25,000円(LUMIX G9Ⅱ+12-60mm)
- キャシュバック20,000円(LUMIX G9Ⅱのみ)
像面位相差AF搭載
新型「LUMIX G9Ⅱ」には、パナソニックのマイクロフォーサーズカメラとして初となる「像面位相差AF」を搭載する。
新型「LUMIX G9Ⅱ」のボディは、フルサイズ(LUMIX S5Ⅱ)とほとんど同じで、筐体は共通かもしれない。
ただし、フルサイズ(LUMIX S5Ⅱ)は、冷却ファンを搭載しているが、「LUMIX G9Ⅱ」は冷却ファンを搭載しない。
そのため、LUMIX S5Ⅱの重さは約740g(SDカード、バッテリー含む)だが、「LUMIX G9Ⅱ」は冷却ファンの分だけ軽く658gとなる。
これは前機種の「LUMIX G9 Pro」と同じ重さ。
フルサイズ(LUMIX S5Ⅱ)
当ブログのまとめ
「LUMIX G9」の後継機「LUMIX G9Ⅱ」には、GH6と同じ2521万画素のセンサーに像面位相差AFを搭載する。
ただし、同じマイクロフォーサーズ規格のOM-1は積層型センサーを搭載しているが、「LUMIX G9」の後継機は「積層型センサー」を搭載しない。
これは、パナソニックが「LUMIX G9」の後継機に積層型センサーを搭載すると価格は25万円くらいになって、フルサイズの「LUMIX S5 markⅡ」と競合してしまうからだと思う。
コメント
そもそも、「LUMIX G9」は高性能なので、後継機「LUMIX G9Ⅱ」は像面位相差AFの搭載以外は、大きな進歩は必要ないと思う。
そういう点で、今回の新製品は正常進化と言える。
スペック(当ブログまとめ)
名称 :LUMIX G9Ⅱ
型番 :DC-G9M2
有効画素数 :2,521万画素(像面位相差・測距点779点)
EVF :368万画素(OLED・08倍)
シャッタースピード:メカニカルシャッター1/8000秒、電子シャッター1/32000秒
連続撮影 :60fps AFC(電子シャッター)/75fps AFS(電子シャッター)/10枚(メカシャッター)
ブラックアウトフリー(連続撮影3秒)
リアルタイムLUT
プリキャプチャー
手持ちハイレゾ:1億画素
防塵防滴
背面液晶 :184万画素(3インチ・バリアングル)
手振補正 :8段
カードスロット:SDカード(uhs-ii対応)×2
冷却ファン :非搭載
撮影枚数 :390枚
重さ :658g(バッテリーとSDカード込み)
価格 :実質21万円・海外では1,900ドル(円換算約28万円)
日本国内の販売価格は「EOS R7」「X-S20」「α6700」とほぼ同じ価格帯となる。
コメント
フルサイズの「LUMIX S5 markⅡ」と外観や操作感が似ている。
そのため、標準域の焦点距離はフルサイズ、望遠はマイクロフォーサーズという使い分けができるかもしれない。(ただし、レンズは共用できない)
個人的希望
個人的希望では、マイクロフォーサーズは、軽量コンパクトなカメラであって欲しい。
G99D後継機は、重さ500g・像面位相差AFを搭載して欲しい。
さらに、オリンパス機に搭載されている「深度合成機能」も搭載して欲しい。
マイクロフォーサーズの将来性
AI画像編集が進化しており、ノイズ除去など簡単にできるようになっている。
AI画像編集では、情報量が多いほど正確に編集できる。
フルサイズのように「ボケ」があると、AI編集では情報量が少なく正確に編集できない。
今後もAI編集が進歩するので、被写体深度が深く情報量が多い「マイクロフォーサーズ」が主流になる時代が来る可能性がある。
そういう意味で、新型「LUMIX G9Ⅱ」は注目のカメラだと思う。
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