マイクロフォーサーズ規格の超広角レンズ「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」 が実売35,000円(税込)と安くなっているので「155gという軽さ」の一点で購入してみた。
- 結論から言うと「中級コンデジ画質で超広角撮影ができる」レンズ。
- 屋外で順光ならば、そこそこ綺麗に撮影できるが、逆光や暗所だと画質がかなり落ちる。
- 高画質は期待できないが、手軽に「超広角撮影」できるので旅行や登山などにいいと思う。
2024年2月に新型「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 Ⅱ」が発売された。
|
パッケージは変更になったが、レンズの仕様・性能は変更なし
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 」も所有しているが重さが315gで、ちょっと重いと思うことがある。
そこで、手軽にスナップ撮影するために「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm」(重さ155g)を購入した。
2010年発売の古い製品だが、超広角レンズで155gという軽さとコンパクトさが魅力だ。
ただ「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 (約12万円)」と比較すると、順光だと70%くらい、逆光や暗所だと50%くらいの描写力だと思う。
35mm換算で焦点距離は「18mm-36mm」で、風景や室内を広角で撮影するのにいい画角だが、F値がF4.0からなので、室内撮影には照明があった方がいいと思う。
描写力は「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm 」(重さ315g)の方が圧倒的にいいので、315gの重さを許容できるならば「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm 」の方がいいと思う。
しかし、「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm」は日中の順光ならSNS用に使える超広角レンズで、値段も3万円台なので買ってもいいかもしれない。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
- 焦点距離 9-18mm(35mm判換算 18-36mm相当)
- F値 F4.0(9mm)-F5.6(18mm)/F22
- 最短撮影距離 0.25m
- 最大撮影倍率 0.1倍(35mm判換算 0.2倍相当)
- フィルター Ø52mm
- 最大径×長さ Ø56.5×49.5mm
- 質量 155g
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm(カメラ OM-D E-M5 MK3)
fuji XF10-24mm(カメラ X-S10)
- 日中に撮影してSNS用に1000ピクセルまでリサイズするなら、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmでも十分使える画質。
- ただし、条件が悪いと画質が悪化する。日陰部分は黒つぶれ、空は白飛びすることがある。
- AF性能については、カメラ本体の性能も関係するが、暗所はピントが合いにくい時がある。
- 描写力は期待できないが、SNS用に割り切った使い方するなら選択肢にしていい。
重くて画質のいいレンズを使っていると、どうしても軽いレンズが欲しくなる。
逆に、軽くて画質はそこそこのレンズを使うと、画質のいいレンズで撮影したくなる。
結局、その繰り返しになるので、両方持っておくのが正解かもしれない。
|
|
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.
- 焦点距離 8-18mm(35mm判換算 16-36mm相当)
- F値 F2.8(8mm)-F4(18mm)
- 最短撮影距離 0.23m
- 最大撮影倍率 0.12倍
- フィルター 67mm
- 最大径×長さ 73.4x88mm
- 質量 315g