「EOS R10」のファームウエアが2024年9月26日「Version 1.6.0」にアップデートされた。
そこで改めて「X-S20」「NIKON Z50」「EOS R10」の3機種を室内で撮影して暗所性能を比較してみた。
もちろん、日中屋外で撮影すると3機種とも画質はいいので、あえて性能差がでるように、暗い室内で撮影してみた。
今回のファームウエアのアップデートは、シグマの「10-18mm F2.8 DC DN キヤノンRF」が2024年9月26日に発売されたので、カメラボディを対応させただけかもしれない。
FUJI X-S20
FUJI X-S20(レンズXF10-24mm)焦点距離24mm(換算36mm)
NIKON Z50
Z50(レンズ Z DX12-28)焦点距離24mm(換算36mm)
EOS R10
EOS R10(RF-S10-18)焦点距離18mm(換算29mm)
EOS R10(RF24-105)焦点距離24mm(換算38mm)
コメント
FUJI X-S20は裏面照射型センサーを搭載しているので、暗所性能が高い。
Z50の画質は合格点だと思うが、X-S20と比較するとセンサー性能が悪い。
R10(レンズRF-S10-18)の画質が一番悪い。しかし、レンズ「RF24-105」で撮影すると「Z50」よりも画質はよくなる。
キヤノンのAPS-Cレンズ「RF-S」は、小口径なので暗い。携帯性はいいが、肝心の画質は最新のスマホにも及ばない。
キヤノンは携帯性を優先してレンズを小型軽量にし、画質が落ちた分をカメラボディ内で補正するという考え方だと思う。
より高画質を求めるならフルサイズのRFレンズを使用することになる。
超広角レンズ
キヤノンのAPS-CカメラにRF15-30mmを付けても換算の焦点距離は24mm-48mmという標準レンズにしかならない。
したがって、超広角レンズはRF-S10-18かEF-Sレンズ「EF-S10-18」「EF-S10-22」を使用することになる。
「RF10-20mm F4 L IS STM」も使用できるが値段が36万円なのでR10には向かない。
他社製品では、シグマの「10-18mm F2.8 DC DN キヤノンRF」が2024年9月26日に発売された。
ただし、レンズ内手振れ補正が非搭載なので、ボディ内手振れ補正が非搭載のR10に使うと手振れ補正が全くなくなるが、シャッタースピード1/100よりも速いなら手振れは気にならないと思う。
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