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富士フィルム「X-S20」ファームウェア「Ver.3.20」アップデート 2025年5月29日(動画AFが大幅に改善)

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2025年5月29日、富士フィルムはミラーレス一眼カメラ「X-S20」のファームウェアを「Ver.3.20」にアップデートした。

 

コメント

X-S20のAFは、静止画ならば使えるレベルだったが、動画(特にAF-C)の場合AFが周期的に外れる現象があった。

しかし、今回のアップデートで動画(特にAF-C)のAF性能が大きく改善された。

動きの少ない被写体ならば、ほぼAFが追従するようになった。

また、動画撮影開始時に1秒程度、画面が真っ白になる現象があったが、わずかに露出が明るくなる程度に改善された。

結論を言うと、「Ver.3.20」で、「静止画」も「動画」も使えるレベルになったと思う。

ただし、動きの速いスポーツなどの被写体の場合、AFが遅れる傾向はある。

注意・「XF10-24mm」でしか検証していません。

 

 

 

 

以下はVer.3.10の過去記事

アップデートの内容

  • AFアルゴリズムを一部見直し、シーンタフネス性を向上させた

 

動画で瞳AFを外す問題

X-S20で動画撮影で「瞳AFをON」にすると、自動的に「AF-C」に切り替わる。

この時、瞳AFを周期的に外す問題が発生している。

 

結論から言うと「広角レンズ」で外すことが多い。

具体的には、焦点距離33mm(換算50mm)の単焦点レンズならほぼ瞳AFを外すことがない。

しかし、焦点距離23mm(換算34.5mm)の単焦点レンズで、瞳AFを外すことが多い。

 

対策

焦点距離30mm以下では、動画はAF-Cで撮影して「瞳AFはOFF」にする。

ポートレートは焦点距離33mm以上で撮影する。

 

全体的な印象

全般的にAFの速度と正確性が増したと思うが、ソニー・キヤノン・ニコン(最新機種)にくらべるとAF性能は悪い。

具体的には、実売11万円のキヤノンEOS R10よりも、実売20万円の「X-S20」のAF性能は悪い。

 

以下はXF10-24mmを使用した場合の感想

X-S20の静止画のAFは、以前もそれほど悪くなかったので大きな変化はない。しかし、白い壁など以前はAFが合焦しにくかったが、ある程度改善した。

今回のアップデートでは動画AFの方が改善していると思う。

具体的には、動画の録画開始時に「1~2秒間 真っ白になる」現象がほぼ解消したが、依然とし録画開始の1秒~2秒は露出オーバーになっている。

AF-S(動画)は、以前もそれほど悪くなかったので大きな変化はない。

AF-C(動画)は、以前から周期的にピントを外していたがやや改善した。

AF-C(動画)は、レンズやシーンによっては相変わらず「周期的にピントを外す」が、外し方が小さくなったと思う。

動画の場合、瞳AFにすると、自動的にAF-SからAF-Cになる点は改善されていない。

個人的には動画は「AF-S」で撮影した方がいいと思う。

動画「AF-C」で撮影すると、ピントを周期的に外すので本格的な動画撮影には向いていない。