ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したAPS-Cサイズ/DXフォーマット対応の超広角ズームレンズ「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」(換算18mm~42mm)を2023年5月19日に発売した。
実際に購入しました。
NIKKOR Z DX 12-28mm(Z50に装着)
Z50のボディに対して、レンズがやや太い印象だが、許容範囲だと思う。
キットレンズの「Z DX 16-50mm」よりもしっくりくる。
NIKKOR Z DX 12-28mm(26mm・F5.3・ボディZ50)
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(約39mm・F5.6・ボディZ50)
画質は、ほぼ同じだだが、わずかにNIKKOR Z DX 12-28mmの方が画質がいいかもしれない。
そもそも、NIKKOR Z DX 16-50mmは優秀なレンズなので、それとほぼ同画質ということは、かなり優秀なレンズだと思う。
しかも、電動ズームは、ズームのタイムラグがほとんどなく、手動ズームと同じ操作感で使える。
永遠にズームリングが回り続けること以外、電動ズームであることを意識せずに撮影できるのがいい。
繰り返しになるが、画質は5万円のレンズとは思えないくらいいい。
しかし、キットレンズの「NIKKOR Z DX 16-50mm」が新品で3万6000円、「NIKKOR Z DX 12-28mm」は5万円だが、価格差の分だけ画質がいいというわけではない。
NIKKOR Z DX 16-50mmと同等以上の画質で、超広角撮影できるので購入してよかった。
というか、使用頻度が一番高くなった。
Z50のダブルズームキット(実売15万円)と「NIKKOR Z DX 12-28mm」(実売5万円)を買えば、合計20万円でほとんどの物を撮影できる。
XF10-24(富士フィルム)で同じ焦点距離12mmで撮影したが、PCで拡大するとXF10-24の方が画質がいい。
しかし、SNS用に縮小するとほぼ違いは分からない。
フジのXF10-24の重さは385gで、重いと感じる時がある。
その点、NIKKOR Z DX 16-50mmは205gで気軽に持ち出せる。
画質を優先すれば、フジのXF10-24となるが、両方を使い分けるのが正解だと思う。
どちらも、SNS用としては十分綺麗に撮影できる。
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特徴
焦点距離 :12-28mm(換算18-42mm)
マウント :Zマウント(DX)APS-C用
駆動 :パワーズーム
形式 :インナーズーム
フィルター径:67mm
手振れ補正 :4.5段(レンズ内)
重量 :205g
実売価格 :約54,000円(税込)
「NIKKOR Z DX 12-28mm 」はレンズ内手振れ補正付きなので、Z50、Z30、ZFCなどボディ内手振れ補正機能が搭載されていない機種でも手振れなく撮影できる。
Z50のファームウェアをアップデートすると、焦点距離が数字とバーで表示される。
カメラ本体の設定画面で「ズーム位置の記憶」をONにすると、電源をOFFして、再び電源ONした場合も、以前のズーム位置(焦点距離)になっている。
レンズフード「HB-112」小売希望価格5,500円は別売となる。
焦点距離:12-28mm(換算18-42mm)はVLOGや風景撮影に最適な画角が得られる。
ニコン Z DX レンズ一覧
商品名 | 焦点距離 | F値 | 重さ |
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR | 12-28mm | f/3.5~5.6 | 205g |
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR | 16-50mm | f/3.5~6.3 | 135g |
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR | 18-140mm | f/3.5~6.3 | 315g |
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR | 50-250mm | f/4.5~6.3 | 405g |
ニコン Zfc キットレンズ(フルサイズ用)
商品名 | 焦点距離 | F値 | 重さ |
NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition) | 28mm | f/2.8 | 160g |
過去記事
ニコンDX 超広角レンズ(Zマウントに装着するにはアダプターFTZが必要)
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